WAIS-Ⅲ受けたよ
前回の出来事の続き
ADHD向けの就労支援センターに通ってなんとか光明を見出そうとしていたところです。 なんとかやっていける、というかやっていくしかないんですが、何とかなりそうかなって感じ。 現状の懸念としては、家庭のちょっとした引っ掛かりでズドンと落ちるので、その辺り、なんとか自己評価を上げて続けていきたい。 娘、息子、家内が俺に対して容赦がないと言うか遠慮がないと言うか、嬉しいんですが、一切配慮がないというか、言われたくない事を平気で言われてしまう。 それは相手は子供だし、疲労困憊の状態で同位置に居るはずの俺がクソの役にも立たなかったらキレると思う。が、にしても凹むよねっていう話。 別居しているので、俺が活躍出来る機会、頼られる機会ってかなり限られるんですが、そのなかたで尽く失敗してしまうので、自己嫌悪の無限ループに陥ってしまうところは、まぁ正直あるよね。 ため息疲れながら説教されたり、一生懸命作ったご飯を非難されたり。全部俺に能力が無いことに起因するんだよ。悔しいね。思い出そう、今年は苦しみながら生きる。
WAIS-Ⅲの結果が出たよ
概要
（そもそもWAISって何って方はググって下さい。発達障害者向けの傾向等々を調べるテストです。曰く、物事をどのように理解しているかが分かる検査、らしい。得手不得手が分かる） 前回は数年前に「どうみても発達障害」以上の検査結果は無かったのですが、今回は少し細かな総評？診断結果を頂けました。 要約すると、
つまり、極めて普通のADHDであることが、感覚による診断ではなく、テストの結果として示されました。 これはデカイ。客観的なデータを以て対策を取ることが出来ます。
詳細
全体を見たIQについては、平均の上の水準があるそうです。ただ、能力をカテゴリ毎に分けた場合、結果に差の開き、アンバランスさが認められると。 細かい結果まで見ると、無視の出来ない大きなものらしい。ふむ。 欠落している能力の詳細について、以下に列挙していく。
作動記憶
申告としては、「記憶が全然無い」であり、同様の結果が出ている。 しかし「記憶力がない」は性格でなく、即時の情報整理が苦手らしい。整理が完了する前に次の情報が入ってきて、混乱が発生し、破滅する。なるほど。 意味内容、理解の量は平均水準はあり、常識的な観点からの説明は出来るが、その過程の中でポイントがずれていく、なので、最終的な着地点までに時間がかかり、結果、相手からすると「説明がわかりにくくて長い」という事になる。非常に納得出来る。 もう一つは、自分が何をやっているか、その目的は何かを喪失してしまうということ。脱線しがちと噛み砕くと、やはり思い当たる節しかないですね。
ワーキングメモリー
思考の際に必要な情報処理能力、頭の中の作業台。必要な情報の取捨選択。ここに弱みがあると、頭の中の作業台がぐちゃぐちゃになり、必要な手順が見つけられず、忘れ物、忘れごとが増える、という結果に陥る。心当たりしかない。
処理速度、知覚統合
これがよく分からんな。注意力、集中力が散漫で、一つ一つの作業や思考に時間と労力がかかるらしい。 俺は、モノの見分けに時間がかかるらしい。記号的な要らない部分を削ぎ落としてあっても、多少のんびりしている。そうです。 「AがBだから、まずCを処すところから始める」みたいな判断をするだけの思考力はあるらしいが、観測対象がハチャメチャになっていると、本質を見つけるまでにかなりコストを費やす必要があるらしい。 まず整理から着手する必要があるから、時間がかかるし、早急な判断は死に至る可能性がある。なるほど覚えがある。
2時間に渡るテスト
検査時間は長く、被験者の疲労感は強く見られた。被験者の検査時間は標準値を上回っている事実がある。そして、誰よりもぐったりしていた様子が伺えていた。 原因としては、前述の「思考がまとまらない」「見分けに時間を要する」が原因である。苦手な事で長時間の拘束を受けた結果である。 これを、生活や業務に置き換えた場合、恐らく最終的には「平均以上」の水準で達成することが出来るが、本人のエネルギー消費は不釣り合いなものになる。 事前の丁寧で律儀な状態から、最終的には表情が険しく、投げやりな回答になっている事が印象にのこる程である。 つまり、作業ペース、負荷、業務内容、量、集中力が維持できる範囲を探り、かつ収める事が必要である。
どうするか
概ね様相通りであった、新しい発見は少なかったが、科学的な、数字的な裏付けとしては予想以上に目に見えてつかめるものであり、大変な安心感がある。 こと家庭に於いては、上記の自分で出来る範囲を大きく逸脱している事を実感している。今一度家内に相談する必要があると思われる。 仕事に関しては…ちょっとわからない、対策からかな。そんな条件付けて勤務できる場所があるのか、些か疑問が残る…というのが率直な気持ちである。 今日は取り急ぎ結果の報告でした。これからが本題、やっていきましょう。
