日記とか

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2019/11/21 決断や行動や納得感、もしくはモチベーションに該当する話

こんにちは、スズキです。最近またまたまたですが、家族と別居することが決まって、それはまぁただ環境の話で今日話したいことではないから、取り敢えずご報告です。

はい。2019年現在の日本社会は、原則として、働いて金銭を受け取ることで衣食住を得るということになっています。これが難しい場合、国民が少しずつお金を出し合ってプールしたお金を福祉という枠組みで使っていって、衣食住を維持、サポートされます。

自分の話をすると、2018年に仕事をすることができなくなって、福祉の枠組みに入りながら、また働く為の準備をしていました。分かる。分からないのは、自分が何の仕事をするのか、出来るのか、やりたいのかということです。


主語が大きいので多分の話なんですけど、仕事に限らず生活の全ては、常に選択、決断を迫られ続けていると思うんですね。この辺りは、内藤泰弘さんの「トライガン1の影響を受けすぎていたり、ガキの頃からエロゲーばっかりやっていた2せいもあると思いますが、それはもう今更どうしようもないので、ここはもう変わらない人間性ってやつですね。

決断ってどうやるかっていうと、多分無意識でやられてる場合が多いと思うんですけど、重大なルート変更が発生する場合って色々考えると思うんですよ。例えば、「結婚する」を例に上げると、相手はこの人で良いのか、その後生活はやっていけるのか、養うことは可能なのか、自分は子供を育てられるのか、相手は欲しがっているのか、等々、色々な判断基準があって、トータルで出来そう、やりたい、問題ない、っていう判断が出来た時に、決断を行って、行動に移す、というパターンが大筋であると思います。

また、同じ結婚で別の例をあげると、「彼女が妊娠した」っていう事象を加えるとします。男性視点で恐縮ですが、こうなると、やるしかないという判断が全ての検討課題を未チェックのままで決断したり、現実的に不可能、という判断をして堕胎する、や、両方無理だから全てを捨てるを選択してバックレるという決断が思い浮かびます。

まぁつまり、選択や判断を積み重ねて決断をするんですが、僕は決断の際に発生する、納得感っていうのが、絶対に付き纏っていて、それが決断の次の、行動について大きな影響があると思っています。というか影響しまくるんです。引き続き生々しい例で恐縮なんですが、じゃあその妊娠した子供が間違いなく自分の子なのか、彼女とは上手くいっていたのか、良い機会だから結婚したのか、仕方なく結婚したのか、等々。どれが良いという話ではなくて、勿論人による強弱はあるんですけど、どうやら僕は、「僕の決断に対して納得したい。納得しないと何も出来ない」らしいです。3これは意志力…というか、継続力の欠如に由来する気がします。ADHDの多動由来だと思うと噛み合いはしますね。

主語が大きい話は怖いですね、これは経験がある方も多いと思うんですが、「テスト前日なのに勉強が手に付かない」とかであれば、皆さんも経験があるのではないでしょうか。これってつまり、テストで良い点取りたい、良い学校に入りたい、みんなやっているから、目的の仕事が出来る大学に行きたいから、など、いろんな動機で決断に納得感を持たせて補強することで、行動をやっていると思うんですよ。例えばこれが、「別に点数はどうでも言いし、学校はなんかいければいい、勉強したいこともない」があって、つまりやるべきことに全く納得していない。そうすると、それよりも今はエヴァの続きが見たい、が勝って行動の優先順位が変わる人がいます。この例は完全に自分の話なんですけど、多分ここもADHD由来の特に大きな何かがあって、「やりたいことしかやりたくない」「分かっちゃいるけど手が動かない」「ガチエリアを11時までやってから出社しても仕事に影響はない4」など、色々大変でした。

多分一番大きかったのは、彼女が妊娠したから結婚した時に、自分が育児を出来るかっていう判断(あるいは項目自体)が完全に欠如してて、4人家族っていう枠組みだけを求めていたから色々破綻したのかなーって思っています。僕が徹底的に離婚は回避しようとしてるのってこの辺り由来かなぁってちょっと思っています。育児は今、引き続き「やるしかないからやる」になっていて、そこはこの10年間や家内の頑張りが僕の納得感として補強してくれているので、取り組んではいますが、如何せん成果は…といったところです。難しいね。


でですね、ここから仕事の話なんですけど、取り敢えず仕事やめて、半年間は休みつつ主夫という名目で福祉を受けながら無をしていました。ここまでは良いです。春前に、いよいよ次を考えないといけないとなって、諸々割愛しますが、労働時間やスタイルの柔軟性、金銭面を検討した判断から、エンジニアをやろう、という決断をします。SIerからの転職ですね。極めて近く、限りなく遠い世界だ。

それで手法として、一人でやっても続かないとか、一緒にやる人が欲しいとかで、周りに居たエンジニアに声を掛けて、もくもく会を立てて、本当にいろんな事を教わりました。本当に立ち直れたのは一緒に居てくれた皆のおかげです。今は同じメンバーに再度声を掛けつつ、チーム開発5を俺に教えてくれっていうお願いをして、枠組みを作って、設計したり打ち合わせしたりしながらアイディアを貰って、ツールを教えて貰ってやっているんですが、ここでTwitterで頂いたリプライをまぁ、名前を増える意味も兼ねてコピペさせて貰います。(中途半端ですいません個人名出るやつを紐付けるのは避けたくて…)

俺「エンジニアとしてやっていく自信も気力も、正直枯渇しかけていたんだけど、今日は価値観、倫理観について大きな知見を得られた1日だった。」
メンバー 「とりあえず手を動かさないと何も始まらないとだけ伝えておきますね。間違えても動かなくても良いからとにかくコード書く。これ大事です!」

リプライを頂いた方を含め、今一緒に居てくれる人は俺を含め、みんな感じていることです、「こいつはなんで徹底的にコードを書かないんだ?」と。これはもう簡単な答えで、消去法でエンジニアになる決断しているから、納得感での補強が出来ず、行動が出来ないからです。もくもく会、チーム開発、プロジェクト進行、ツールの選定や整備、インフラの選定、この辺は全部、枠組みを作るのが楽しい、一緒に何かやるのが楽しい、新しいことを覚えて、コミュニケーションをやるのが楽しい、で行動保障がされていて、納得感が不要だったんですね。で、肝心のエンジニア、Python、コードを書く、っていうのは、やったことがない不安が完全に勝ってしまって、楽しい以外の行動保障が必要になり、そうなると納得感なんですが、前述の通り消去法で選択しているから納得感補強が出来ていないんです。なので、全然行動出来ない。

新しい…というか改めての試みとして、進捗確認で適宜俺をぶっ叩いてくれって頼んで声を掛けていて、外部からの行動保障を試みたんですが、声かけてくれるし、みんな積極的に意見してくれるし、わからないところある?とか聞いてくれるんですよ。でも結果としてあまり効果は出ていないかもしれません。このリプライも含めて、こんな俺みたいな奴を気にかけてくれる、お願いを聞いてくれる友人が…。まだ僕には帰れるところがあるんだ…こんな嬉しいことはない…。6

これは伝わってくれると嬉しいんだけど、ちょいちょい話してる障害者が社会に混入することのリスクそのものだと思うんですよね。やってることが訳わからんから、不理解、不信に直結してしまう。

俺は本当にエンジニアをやりたいのか?ここに向き合って納得しないと、一時解決しても間違いなく再発します。言い訳、やらない理由探しと殆どイコールですけど、本当に困ったものですね。


とまぁ、もやもやしながら日々を漫然と過ごし始めていたんですが、最近別の知人と仕事の話をする機会があり、情報が売上に直結する、情報の売り買いがされている、という世界観を知りました。証券とか金融とか投資とか、そういうやつですね。これが結構目から鱗でした。そもそも、適当に大学の文系学科に入って適当にスーパーでバイトをして適当にパソコンやってたから適当にITに入って、っていう雑な決断で人生を送ってきたので、そもそも世の中にある仕事を、社会を全然知らないんですよ。7

知識、知見、ノウハウを調査して、最適化して、手を加えて販売する、別に普通ですよね。ニュースとか新聞とか、全部そうなんですけど、僕らが目にしているのは加工されている情報で、例えばポケモンだと、僕らは攻略サイトを見てソードにしか出ないポケモン、という情報を得ているんですけど、見ているのは攻略サイトであって、攻略サイトに情報の生データを提供している存在が多分あるんですよ。極端な例ですけどね。それを何万倍か規模をデカくすると、その情報を買って、加工してWikiに乗せて、広告収入でリターンを取っている、とかあるんですよね。

これが結構なカルチャーショックで、というのも、普通に生活していて、知っていることを聞かれたら教えるじゃないですか。駅はどっちですか?って聞かれたら答えますよね。多分それをものすごい広い範囲まで拡大しているような技術の世界観があるんじゃないかと思って、オープンソースなやつとか、関数を公開したりとか、GitHubで公開していたりとか、手法とか知見であればQiitaとか、教える、共有する、交換する事自体が相互に利益があるのが凄い素敵だなって思いました。多分歴史的な経緯とか、メリットとか、結局、技術を公開して、使うところに価値を付けて売っているから、とか、そういうのだと思うんですけど、何にしてもここすき8なんですよシンプルに。

ちょいちょい人に説明分かりやすいとか褒めてもらえることがあって、結構嬉しいんですけど、じゃあまあ教師とか向いてるのかなーとかっていうと、それはちょっと安直すぎて、やっていることは好きなことを喋り倒しているだけだから、教えるとか規範になるとかそういうのは完全に違うんですよね。僕は学生の頃に弓道部だったんですが、身体の動かし方のイメージを伝える時に愚地克己が真マッハ突き9に開眼するシーンを見せました。完全に波長の合う合わないがあるので、結果として何か教えるっていう事象になっているだけで、それ自体を商売にするのは違うな、失敗するな、っていう思いと、でも能力として何か活かせないかなぁという思いというか未練というか、まぁそういう何かです。そういう何かが活かせるのはエンジニア界隈なのではないか、という期待があり、エンジニア職をやっていくことに大して納得感が持てつつあります。

何が言いたいかというと、やらない理由を探していたら、エンジニアをやりたい理由が一つ見つかったので、ちょっと頑張れそうだな、行動出来そうだなって、ちょっと思いました。出来るとは言ってない!!気力は戻ったけど、自信は全然無いので、そこは実績積み立てて、回していくのが多分良いんですよね。取り敢えず手を動かさないと何も始まらない、分かってる分かっているけどさーーーーやろうと思ってもう3年?4年?7年くらい?動いてねぇよーーーーー。動くと思う??どうやって油差したらいいかな????いや他のことやって動いてるけど、コード書くとか動かしたことないから、そもそもギア作るところから???わかんねーーーーー新しいことのやり方がわかんねーーーーーーーーーーーーーー。知ってるよVSCode開いたりPaizaにアクセスしてなんやかんやするってことは!!!!!あーーーーーーやるぞーーーーーーやるーーーーーーーー!!!!!やるんだよーーーーーやっていけーーーーーーーーーー!!!!!

いや違うでしょ、俺はナンパ・ストリートや仲良しクラブでやるやる言ってる無様な負け犬で良いのか?いや受け入れられる訳がないよなァーーー、次に使う言葉は、"やり終わった"、だな。

以上です。


  1. ウルフウッドがマジで好き。人生は選択肢の連続で難問揃いです。

  2. 選択と決断、ルート変更、まぁフローチャートなんですが、人生もまんまこれだなって思ってます。ゲーム脳って言われても仕方がない。

  3. 思春期にスクライドを見るとこうなる場合があります。

  4. 実業務(というか稼働システム)に影響はありませんでしたが、信用は損なうのでやめたほうが良いです。

  5. Ika Productionを宜しくおねがいします。

  6. 分かってくれるよね…。家族にはいつでも会いに行ける(別居しても最寄り駅変わらん予定)から…。今はこっちを頑張って個人を立て直すべき…。負のサイクルを断つ…。

  7. 最近図書館で13歳のハローワークを読んだんですが、文字が多すぎて読めませんでした。多動が辛い。

  8. ジャガーマンシリーズ https://www.nicovideo.jp/watch/sm31854709

  9. >イメージにより関節を限界まで増やし、各関節を加速するマッハ突きをさらに強力にするという〜 https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/14069.html